こんにちは。
ライフストーリーカウンセラー/ライフチェンジコーチの川原です。
皆さん、ストレスを溜めたくはないですよね?
もちろん、私もその一人です!
ところが現代社会は、ストレス社会と言ってもいいかもしれません。
それもあってか、心理学の分野からも、ストレスを溜めないための書物がたくさん出ています。
これらの本を参考にしたりしながら、少しでもストレスを溜めないよう、多くの方が苦心されていることと思います。
ストレスが溜まってしまったとき、自分にご褒美をあげたり、好きな動画をみたりして、少しでも溜まってしまったストレスを減らす行動をされている方も多いかと思います。
この行動は、心理学で「気晴らし行動」と言われるものですが、効果の程も認められているので、かなり理にかなった行動を多くの方は自然としているとも言えるでしょう。
一方でまた、これらのストレスを生じさせない、あるいは減らすような行動に共通して考えられる背景・方向性として、ストレスを限りなく0に近づける、という発想があるかと思います。
ところが!
残念ながら、ストレスは0にはなりません!
そもそも、生きているだけでストレスは溜まります!
もっとも、すべてのストレスが悪いというわけではありません。
こうしたストレスの理論的な詳細については、また機会があれば述べさせて頂くとして。
なくせないストレスをどうしたら良いのか!?
そのような疑問が浮かんでくるかもしれません。
その答えは、、、、、、
「ポジティブの種」を拾い集めて、溜めていくことです。
先ほども述べさせて頂いた通り、ストレスは0にはなりません。
つまり、ストレスを減らす=0に近づける、という発想自体、既に限界があるのです。
どんな人でも、ある程度のストレスを抱えて生きているということは、発想を変える必要があります。
その一つが、「ポジティブの種」を拾い集め、溜めていくことなのです。
そうしてたくさん集まったポジティブの種が大きくなって、花を咲かせ、それでストレスを包んでしまうのです。
端的に言えば、ポジティブなエネルギーでネガティブなエネルギーを無効化する、ということしょうか。
イメージしづらいでしょうか?
要は、自分をいつも上機嫌にするということです。
するとどうなるか。
ささいなことは気にならなくなるのです。
いちいち反応して、イラッとすることようなことが格段に減るのです。
つまり、ストレスに反応しづらくなるわけです。
たとえ反応したとしても、大きく衝撃を受けずに済むのです。
これに近い経験を実感されたことがある方も多いかもしれません。
ただ、それを何か自分にとってラッキーなことが起こったとか、人にやさしくしてもらったとか、偶然性に頼るのでは、あまりにも心もとない。
成功体験によって上機嫌になる、というのも一つの手ですが、いつもいつも成功するとは限らず、こちらも不安定な要素が残ります。
それらと違い、ポジティブの種を拾い集めるというのは、ほんの些細なことでいいのです。
今日は早く起きれたとか、たまたまランチに入ったお店の料理がおいしかったとか、見ていた動画が面白かったとか、すれ違った犬が可愛かったとか、なんでもいいのです。
それこそ、今日はなぜか家族の機嫌がいいな、とそれを見て自分も嬉しくなる、でもいいのです。
ポイントは、偶然性に頼るでもなく、成功体験が必須とするのでもなく、どんな些細なことにもポジティブな側面を意識的に見出し、それを思いっきり感じきることなのです。
ただ漫然的に「いいことがあったなあ」と流すのではなく、それを強く意識して感じきるのです。
しかもさらにその効果を高めるコツは、ここでポジティブになっている自分の状態を自覚することです。
そうすることで不思議なことに、どんなことがあっても対応できる、という感覚になってきます。
いわゆる心理学で言う「処理可能感」という感覚が芽生えてきたらしめたもの(似た概念としての自己効力感についてはまたの機会に)。
小さかったはずのポジティブの種が育ち、大きな花を咲かせるようになればもう大丈夫。
ストレスに対してますます反応しづらく、また受けたとしてもそのダメージが少なく済み、回復にさほど労力を要しないようになってくることでしょう。
それに対して、単にストレスをなくす、あるいは増やさない、という発想のみだとどうなるでしょうか?
常にストレスに振り回されることになります。
いわば、「対症療法的なもの」に終始する、と言っていいかもしれません。
それが小さなもの、短期的なものであれば、すぐに回復することができるかもしれません。
しかし、ストレスが大きなものであったり、長期に渡るものだったらどうなるでしょうか。
すると、ストレスの器は見る見るうちにいっぱいになっていきます。
しかし、問題はそれだけではないのです。
ストレスの量が増えてくるのに比例して、ストレスに反応しやすくなるのです。
つまり、ストレスが大きくなればなるほど、余計ストレスは溜まりやすくなるのです。
そうしてストレスの器がいっぱいになった時、ダムが決壊するかのように、「キレル」ことになったり、あるいは身体に異変が生じることになるのです。
少なくとも、受けたダメージを回復する労力は並大抵のものではなくなります。
もし、あまりにも強いストレス状態が慢性化してしまった場合、この状態がデフォルト、つまりストレス状態でイライラしている状態が通常になってしまうかもしれません。
いつも機嫌が悪い人、あるいは自身でもイライラしやすいと自覚している人、そして原因不明の身体の違和感を感じている人の何割かは、このようなことが原因なのかもしれません。
もしあなたが、少しでもストレスを少なくしたい、イライラすることを減らしたいというならば。
是非、今回ご紹介させて頂いた方法を実践してみて下さい。
しっかりと実践できれば、それだけで大分変わることが実感できると思います。
もともと人一倍神経質で、ちょっとしたことに反応しやすかった私が、最も強くその効果を実感し、それをメソッドとして実践していることだけでも、参考にして頂ければありがたいです。
それでは皆さん、今日も良い気分で過ごしましょう!
お休み前の方は、明日良い気分で過ごしましょう!
それでも、なかなかうまくストレスが解消されない……
その他にも、なかなか一人では解決できないことがある……
そんな方は、是非お気軽にご相談ください。