皆さん、こんにちは。
ライフストーリーカウンセラー/ライフチェンジコーチの川原です。
先日ストレスを溜めないコツとして、ポジティブの種を拾い集めることを提案させて頂きました。
お伝えできていなかった点がいくつかあったので、追加で説明をさせて頂ければと思います。
まず、ポジティブの種を拾い集める、と言いましたが、これは必ずしも何か自分の外側にあるものに目を向け、その良い面を見出す、ことにとどまりません。
むしろ、自分の内側にあるものに目を向け、その良い面を見出すことの方が多いかもしれません。
その一つが、「自己承認の種」です。
日々、自分ができていること、あるいは自分の良い面を認めるだけでいいのです。
自分で自分を認めて自己肯定感を上げればいいことは知っている、という方もいらっしゃるかもしれませんが、意外とこれができていない人が多いのも事実です。
ほんのささいな、こんなことで?ということでいいのです。
例えば、よし!今日は目覚ましより早く起きれた、とか、何か自分の至らない点に気づいた時に、それを気づけたことを肯定するだけでもいいのです。
ポイントは、これ以上ないぐらいと思えるぐらい、自分を肯定する基準を低くすることです。
また別の種としては、「感謝の種」が挙げられます。
これも同様で、例えば今日もご飯を美味しく食べられることができた、とか、買い物して車で通りに出る時に、走行中の車が停止して入れてくれた、とかでもいいのです。
この他にも、「自分を信じるの種」「ユーモアの種」など、ポジティブの種はいくらでもあります。
共通点として言えることは、ポジティブの種を意識的に見出しそれを自覚することで、ポジティブな感情はますます大きなものとなり、自分を満たされた状態へと育ててくれる、ということです。
いわば、ポジティブの種は「幸せの種」でもあるのです。
対して、多くの人はポジティブの種を拾い集めるどころかむしろ、「ネガティブの種」を数え上げることに忙しいように見えます。
やれ今日のランチはイマイチだったとか、今日も上司の長い小言が始まったとか、前を走るのろのろ運転の車にイライラしたりとか、もう、こちらはいくら数えてもきりがないほどです。
どうも、人は不満を見つけることの方が得意なようです。
それはまるで、「不満の種」をあちこちに見つけ出し、「不幸の種」として大きく育てているかのように見えます。
こうしてみてみると、私たち人の姿は、なんとも滑稽に見えるかもしれませんね。
これを払しょくする方法はたくさんありますが、今回の話の流れで言うと一番手っ取り早いのは。
「当たり前の種」を拾うのをやめて、「有難いの種」つまり、「感謝の種」を拾い集めることです。
それはいわば、「期待の種」を手放すことと相通じているかもしれません。
あるいはまた、自分や他人に求める基準を低くすることとも言い換えられるでしょう。
そうそう、「完全主義の種」も手放すことも大切ですね。
これはかなり自分を疲弊させる癖として、実感されている方も多いかと思いますが、これについてはまた別の機会に述べさせて頂きますね。
いずれにせよ大切なのは、ポジティブの種とネガティブの種、どちらを拾い集めることを選ぶか。
先ほどの表現で言えば、ポジティブの基準をいかに低くするか。
あるいは逆に、ネガティブの基準をいかに高くするか。
これが逆だと、ますます不満は積もっていき、ますますストレスは高まっていきます。
傷つきやすい人であれば、「傷つきの種」を拾い集めて、ますます自ら傷ついていく。
自分責めが習慣になってしまっている人であれば、「自分責めの種」を拾い集めて、ますます自己嫌悪に陥っていく。
自分に自信がない人であれば、ますます「自信を失う種」「失敗体験の種」集めの達人になっていき、キラリと光る自分の魅力、個性に気づかず、ますます自己肯定感が下がっていくのです。
いわば、ネガティブの沸点が下がっている状態と言えます。
このようなネガティブな悪循環に陥ってしまったら、もう自分一人では、その沼から抜け出せなくなっていくのです。
逆に、しっかりと先ほどの基準つまり、ポジティブの基準を低くして、ネガティブな基準を高くしたらどうなるでしょうか。
ささいなことから「喜びの種」を拾い集めるようになると、自然とストレスを軽く流せるようになる。
ささいなことから「有難さの種」を拾い集めるようになると、感謝の念でストレスを包み込むことができるようになる。
ささいなことを肯定する「自己承認の種」を拾い集めるようになると、自分に自信とゆとりができるようになる。
すると、元々傷つきやすい人であっても、「自己承認の種」集めに夢中になるり、気づかぬうちに「傷つきの種」を見つけづらくなり、結果的に傷つきづらくなっていく。
自分責めが習慣になっている人であっても、「自己承認の種」集めが習慣になり、「自分責めの種」にあまり焦点がいかなくなり、その結果自分責めの習慣が消えていくようになる。
自分に自信がない人であっても、「自己承認の種」「自己肯定の種」「成功体験の種」集めが上手になっていくうちに、いつのまにか気づかないうちに「自信を失う種」集めをしなくなっていく。自分の魅力や個性に気づき、自信がつき、自己肯定感が上がり安定していくようになる。
いわば、ポジティブの沸点が下がった状態と言えます。
こうなってくると、ポジティブな好循環が回りだし、不思議なことに、ますますポジティブなことが自分に起こる増えたように感じられるのです。
皆さん、どちらの道を選びますか?
ポジティブな基準を高くして、ネガティブな基準を低くする、ストレスに振り回される毎日。
ポジティブな基準を低くして、ネガティブな基準を高くする、ストレスに動じない毎日。
いわば
ネガティブの種を拾い集めて、不幸の花を咲かせる道。
ポジティブの種を拾い集めて、幸せの花を咲かせる道。
どちらを選ぶのもあなたの自由です!
それでもなかなか手放せない生きづらさを感じられる方
いつでもお気軽にご相談ください