皆さん、こんにちは。
ライフストーリーカウンセラー/ライフチェンジコーチの川原です。
これを読まれているあなたにお聞きします。
毎日しなければいけない仕事、家事、雑事などに追われてはいませんか?
やらなければいけないことばかりで、毎日埋め尽くされてはいませんか?
そんな毎日に嫌気がさし、疲弊しきってはいないでしょうか?
そのため、せっかくの休日も何もする気が湧かず、だらだらと過ごして終わり、ということはないでしょうか?
確かに、人が生きていく限り、こうした「義務」から完全に解放されることは難しいでしょう。
とは言え、いわば食べていくための「義務」の時間ばかりでは、本当にしんどいですよね。
これでは、一体なんのために生まれてきたのか、と思われる方もいらっしゃるかと思います。
特に仕事に楽しみを感じず、ただ生活のために我慢して働いている人にとっては、自分の趣味の時間や家族・友人との時間を唯一の楽しみにしている方も多いかと思います。
あるいは、最近よく見聞きする「Fire」すなわち、「Financial Independence, Retire Early」、つまり資産運用・形成によって、労働収入だけに頼らない人生設計を夢見る人も、ここのところ増えているように思われます。
いずれにせよ、これらの人に共通する認識として、仕事=義務=苦行という図式が垣間見えてなりません。
本来なら、ここでライフチェンジコーチとしての立場から、やりがいや自分の強みを生かせる仕事へのキャリアチェンジなどをお勧めしたいところですが。
今回はあえて、今の仕事を続けることを希望される方を前提にお話ししたいと思います。
さて、毎日やりたいことを我慢して、やらなければいけないこと、義務で埋め尽くされた毎日を、どうやって、楽しく、少しでも充実したものにできるのでしょうか?
その答えの一つは、おそらく皆さんの多くが実践しているであろう、「趣味の時間」を大切にすることでしょう。
これってまさに、「自分がやりたいこと」の一つと言えるかもしれません。
仕事と違って、何の気兼ねもなく自分の好きなことに打ち込む。
それは、ゲームでもいいし、動画鑑賞でもいいし、ドライブでもいいし、旅行でもいい。
誰に評価・批判される必要なく、好きなことに打ち込めばいいのです。
その時間のあなたは確かに、目を輝かせていると言えるかもしれません。
あるいは、これもまた多くの人が実践していると思われますが、大事な家族や気の置けない友人と楽しい時間を過ごすことも、日々を楽しくすることの一つでしょう。
心理学においても、「人間関係」が幸福を左右する、という研究がなされています。
そういった意味でも、自分にとって親しい人と人生の多くの時間を楽しく共有することは、人が幸福を感じる上で欠かせないものと言えるかもしれません。
もちろん、年齢を重ねるにつれて、立場・価値観・考え方のずれが広がっていき、徐々に疎遠になる人もいることでしょう。
一方で、そんな自分の変化に応じて、新たに親しくお付き合いする人間関係もできてくるかもしれません。
ストレスの最大の要因は人間関係と言われることも多いですが、逆にストレスを解消でき、日々楽しく充実した時間を過ごせる大きな要因もまた人間関係と言えるかもしれません。
しかしいずれにしても、これらの楽しい時間は束の間であり、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
そしてまた、仕事が楽しくない人にとっては、気の重い日々がやってきます。
土日がお休みの方であれば、日曜日の夜が憂鬱になる、という方も多いかもしれません。
楽しい時間はほんのわずか。
それが過ぎ去ってしまえば、あとは空しさが残るだけ。
まさに、「祭りの後」に感じる寂しさに近い感覚かもしれません。
こういった事態を避けるためには、やりがいの感じられる仕事に転職したり、起業するしか選択肢はないのでしょうか?
でもそんな仕事に就ける人はほんの一握り、と諦めるしかないのでしょうか?
人生の多くの時間を占める仕事の時間。
それでも、今すぐにできること。
それは、少しでも仕事を自分が喜びを感じる時間に変えることです。
それはまさしく、仕事の時間を趣味の時間に変えることであったり。
あるいはまた、仕事の時間を仲間との楽しい時間に変えることであったりするのです。
つまり、仕事は我慢の時間、プライベートが楽しい時間、と切り分けないことです。
そんなことができれば苦労はしない。
仕事はそんなに甘いものじゃない。
うちの部署は、気の合わない奴ばかりだから無理。
本当にそうでしょうか。
あなたが仮に、仕事を生活のため、楽しいとか言っていられるものでないと思っているとして。
仕事を楽しくできるはずがない、というのは真実でしょうか?
仕事の時間にプライベートの要素、好きな要素を忍ばせることはできませんか?
あなたの心が喜ぶことを組み込むことはできませんか?
あなたが毎日過ごす中で、少しでも楽しく感じられること。
なんだか、心がほっこりする瞬間であったり、活力が湧いてくること。
あるいは、自分に自信が湧いてくること、誇りが感じられること。
その答えは、あなたが幼い頃にワクワクしたこと、ウズウズしたことにヒントがあります。
あなたは、何が好きな子どもだったのでしょうか?
あなたは、何をやっている時が楽しい子どもだったのでしょうか?
もちろん、大人は子どもと違って遊ぶことが仕事ではありません(近頃では、子どももまた遊ぶ時間を奪われつつありますが……)。
しかし、仕事=義務=苦行という図式では、あまりにもつまらない。
これを少しでも、仕事=欲求=楽しみ、という図式に変えることはできないでしょうか?
苦しいことがある仕事の中に、遊びの要素を組み込むことはできないでしょうか?
今作っている資料の片隅に、自分のこだわりをそっと忍ばせる。
営業先の合間に必ず、好きなスイーツを食べながら人間観察をする。
運転中の中で、大音量で一人カラオケ状態を楽しむ。
嫌な奴、と思っていた上司のかわいい面を見つけてニヤニヤする。
休憩中に面白い動画を見つけて、それを雑談のネタにする。
それこそ、同僚との意外な共通点で盛り上がるでも、なんでもいいのです。
こんなのは、ほんの一例にすぎず、その気になればいくらでも出てきます。
大切なことは、仕事の時間をネガティブ感情だけに支配させないこと。
いかに、仕事の時間を少しでも、ポジティブな感情で過ごせるかの工夫、遊び心をもつこと。
そのコツは、今も自分の中にいる、自分の中にいる子どもをいかに喜ばせるか。
何も、遊ぶことは子どもの専売特許ではないのです。
むしろ、大人こそ、真剣に遊ぶ必要があるのです。
明日もまた元気に働き、楽しく生きていくためにも。
だからもし、あなたの毎日がやらなければいけないことで埋め尽くされ、楽しいことなどほとんどない、ストレスばかりの生活に押しつぶされそうならば。
まずは意識して、少しでも自分が楽しいと思える時間を作り出しましょう。
働く時間の中に、遊ぶ時間をうまく組み込んでしまいましょう。
大人の時間に、子どもの時間を溶け込ませてしまいましょう。
そうやって、もっと自分の中の子どもを大切にしましょう。
すると、あなたの中の子どもは喜び
そして
大人としてのあなたの人生は輝き始めるのです—
自分の中の子どもを喜ばせて、充実した人生を歩めるようになりたい—
そう思われる方は、いつでもご相談ください。